竹中マユミ おはなしぼっこ文庫

蔵の図書館 秋のイベント

10月。
千葉県四街道市主催、
蔵の図書館での秋のイベントに参加してきました。

夏に蔵の図書館で33人の子どもたちが、

絵本作りに挑戦し、

そこで出来上がった絵本を、

『33人の小さな絵本作家展 』

として展示しました。



その期間中に、

絵本作家の陣崎草子さんと、

こばやしゆかこさんと、私の三人で

おはなし会とワークショップを催させていただきました。



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外で読み聞かせの開放感。
ここは緑ゆたかで、本当に気持ちがいいんです。
私は『ひゃっくん』を。

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お友達の陣崎草子さん。
これは『ウシクルナ!』の
自作紙芝居バージョンを読んでいるところ。

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こばやしゆかこさん。
『まほうのきって』を読んでいるところ。
三人三様、同じ雰囲気のものはなく、
個性がそれぞれなのが改めてお互いわかって、
それが新しい発見でもありました。

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なんか、勇ましい私…
けど写真が上手いですね。
四街道市役所の腕利きの方がいつも、
素敵に撮ってくださいます。

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蔵の図書館で活動されている、安井さん。
おはなし会導入の手遊びや、読み聞かせが、
安定感。さすがの上手さです。

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陣崎さんが、
これから宝探しをはじめるよー!
と言っているところ。
そう、ワークショップは何にしようか悩んだ末、
私たちの作ったイラストカードを、
あちこちに隠して、それを子どもたちに
見つけてもらおうという趣旨のものにしました。

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約一ヶ月前に三人で集合して、
ペチャクチャしながら、カード作り。

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こんなのがいくつもできました!

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当日は、楽しそうに見つけてくれた子どもたち。
引き換えに、私たちのポストカードか、
オリジナル栞をプレゼント。

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ときどき、こういう光景に出会えると、
嬉しくなります。
さかさに読むの?
すると、お父さんが、
「いつもこうして、読んであげているからか、
こうなっちゃうんです(笑)」
と。なるほど、かわいいなあ!

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『33人の小さな絵本作家展』も、
出来上がりの自由さ、丁寧さに感心しきり。
子どもたちの発想の豊かさ、かわいさ、大胆さには、
時々ジェラシーもわいてしまうくらい(笑)。


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森の中も、遊べるポイント盛りだくさん。
ツリーハウスもあるんです。
だから休憩時間は、
あちこち行って楽しみました。

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なかなか集まれない人たちと、
一緒にできた時間が、いま振り返ると、
なによりありがたかったことだと気づきます。
来ていただいたみなさま、
関係者みなさま、
本当にありがとうございました。







# by ohanashibokko | 2019-01-04 02:00 | 一年のまとめ

読書会のこと

六月。
船橋市にある葛飾公民館で、
4回にわたる読書会をさせていただきました。

宮沢賢治
金子みすゞ
アンデルセン
ケストナー 

テーマに選んだ各一冊は、
『セロひきのゴーシュ』
『詩集 わたしと小鳥とすずと』
『みにくいアヒルの子』
『飛ぶ教室』

でした。
これは、私が一番好きな本なのだろうと
みなさんにそう思われがちでしたが、
ううん、違うのです。
私は、賢治なら『雪わたり』が好きだし、
みすゞなら別の詩集『明るい方へ』、
アンデルセンなら『野の白鳥』、
ケストナー なら『ふたりのロッテ』。

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でも私の趣味は、とても個人的で、
みんなでワイワイ語り合う作品としては
少し偏りがある気がして、
もう少し広さを求めたものが、
先に書いた作品たちだったのでした。

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そして各回ごとに、
その作家の作品を集めてくださった
船橋市西図書館の司書さんにも
心から感謝です。
毎回、これらの本を確認することが
喜びで、活力でもありました。
ああ、約2か月間、本や本好きな人たちに
囲まれて、楽しかったなあ!

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毎回、みんなで選んだ章を、
1ページ ずつ音読しました。
国語の授業での音読は嫌いだったのに、
読書会での音読の楽しいこと。
みなさんも、これをとても好いてくださいました。

いろいろな感想や意見、
またその人の体験を通して
作品から見えてくるものを感じたり。

時々、
「この作品のどこが面白いのかわからない」
という、私を慌てさせる意見も(笑)。 
あたふたしながら、
必死にその世界を解説する私。
その状況を待ってましたとばかりの、
主催の担当者。
なんと(笑)。
担当のNさんは、そういう人もいるはずと
見越していたのです。

私のほうは、参ってしまって、
「面白くて当たり前!」
という概念が、こんなにも目の前で崩れ去る体験は初めてで、
もう面食らいました。
でも、そうかー!と。
誰もが自分と同じと思ったらいけませんね。
その人が間違っているわけでもないのです。
わかる、わからない、で考えたら
まるでバラバラになるだけ。

私は今まで、
分かり合える人とばかりいられたんだなと、
やっとこれまでの幸せを知ったのでした。

今回なにを聞かれてもいいように、
各作家をかなり読み込んだのですが、
そういう読み方も楽しくて、
この読書会から得たものは、
本当に広く、深いものでした。

読書を好きなだけしていいよ、
と言っていただけたような幸せな数ヶ月を
送ることができて、ありがたかったです。





# by ohanashibokko | 2019-01-03 02:40 | 一年のまとめ

春のできごと

つづいて春に、
母が行きたがっていたお遍路さんに、
少しだけお付き合いしてきました。
ここは秩父。
さすがに四国までは行けないけど、
いい景色。空気も澄んでいて美味しかった。
母、頑張ってますね。

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旅行会社企画の、月一で
半年かけてお参りするというもの。
私は3回くらい一緒に行って、
お遍路参り初体験。

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まあ、そのぉ、こんな私です。
まだ悟りの修行は早かったような(笑)、
そんな感じだったけど
でも般若心経とか、だいぶ覚えましたよ。
みなさん年配の方ばかりで、落ち着いていて、
たぶん私が一番集中力がなかったかな。
いい体験でした。
母はもちろん秩父を全網羅。
大満足のご様子。

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それから、春はお花見もいくつかして、
写真は八王子。
お友達とのお花見で、
久しぶりの同志が集まった感。
嬉しかったです。
食事のあとは、
ひろーい野はらにも行ってきました。
野はらなんて、もうそれこそ久しぶり。
真緑!!
ここでも、またまた本の話ばかり。

まだ続きます。







# by ohanashibokko | 2019-01-03 00:37 | 一年のまとめ

名古屋 メルヘンハウスへ

新年、あけましておめでとうございます。
2019年ですね。
本年もよろしくお願いいたします。

今ようやく昨年一年の写真を振り返り、
いろいろあったな、とか、
もうちょっと頑張れたはず、とか、
ぶつぶつひとりごとしながら、
更新に入ろうと思います。
新年早々、昨年のまとめをすることを
お許しください。


三月。
名古屋のメルヘンハウスさんに行ってきました。
日本初の児童書専門店といわれ、
一度行ってみたいと思いながら、
念願の訪問は、閉店目前の春の日。

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絵本作家友だちや、土井さんも。
店内は想像していたよりずっと広くて、
陳列している本もさすがの並び。
おはなし会も拝見できて、
地元の方々、
それから絵本界から愛されてきた感が
じわじわと伝わってきました。
二階のギャラリーもよかった。

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メルヘンさんの閉店を聞き付けて、
名残惜しむ作家たちからのメッセージも飾られて、
私も書かせていただいてきました。

本屋さんがなくなっていきますね。
でも今年、新しくできた本屋さんもあります。

本が売れなくなったとか、
買うとしても本屋ではなくて、
ネットで買われるようになったとか、
いろいろあるけれど、
これも私たちが選んできた道なのだと、
これからもずっと考えていかなければいけない
大切なテーマだと思います。

私もネットをしていますしね。
便利だし、楽しい。
ネットの時代。
でもそれを超えたところに出版というものが、
あると思うし、あってほしいと思うのです。

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帰りにやっぱり味噌煮込みうどん。
お友達たちとの日帰り小旅行は、
ちょっとせつなく、
でも本のこともたくさん話せて、
わいわい。
楽しく過ごせた一日でした。






# by ohanashibokko | 2019-01-02 20:21 | 一年のまとめ

読書推進フォーラム

来月に行われる、

船橋市の読書推進フォーラムに、

パネラーのひとりとして参加してまいります。



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基調講演は、絵本作家の田島征彦さんによる、

『絵本や本からのおくりもの』。

その後のフォーラム、

『読書の現状とこれから』に、

児童文学作家の小倉明さん、

絵本専門店グリムの店主の飯塚須磨子さん、

田島征彦さん、それから私の、

4人でのディスカッションになります。

【日にち】12月16日(日)

【場所】船橋市葛飾公民館

【時間】13:30~16:00

参加費 1,000円

問い合わせは、

(特)NPOまちアート・夢虫

047-431-2925

田島さんのおはなしを聞けるのも

初めてで楽しみですし、

グリムの飯塚さんとも久しぶりにお会いできます。

おぐさんとは初めてです。

今回は、船橋市在住作家として呼んでいただけました。

未熟ながら、みなさんの討論の、

少しでもお手伝いできるよう頑張ってきます。

師走の忙しい時期ですが、

ご都合つきそうでしたらぜひ、お越しください。

企画主催 NPOまちアート・夢虫

後援 船橋市教育委員会

​協力 おはなしの会はらっぱ





※ 行間がいつのまにか違う設定になってしまったのか、

投稿するたびすかすかで、読みづらいですね。すみません。


うーむ。